山岳遭難者の五割が60歳以上。2012/09/17 22:51

夏山シーズンは終わろうとしているが、
山岳遭難の数は増え続けているという。

記録によると、
15年前の1997年の遭難者数は815人。
昨年2011年は2204人となっている。

この登山者の遭難は、
中高年によるものが圧倒的に多い。

40歳以上の遭難者の割合が、
97年は75パーセント、
11年は77パーセントで、
ほとんど変わりはない。

だが60歳以上の遭難者は、
97年は33パーセント、
11年は51パーセントとなっている。
つまり、山で遭難する人の半分は、
60歳以上の人なのだ。

遭難原因も、以前は急所での「転滑落」がトップだったが、
現在は「道迷い」がトップ。
体力不足による「転倒」も急増している。

高齢者の方が山を登られるのは、
とてもいいことだと思うけれど、
それなりの技術と体力にあった山登りを、
楽しんでいただきたいものだ。