ペドロ・アルモドバルという監督。2012/08/15 23:49

久しぶりに観たスペイン映画、
ペドロ・アルモドバル監督の「私が、生きる肌」。

何とも超現実的な設定と、
ポップな映像が、この人独得の世界に引き込ませられる。
今回の主演は、アントニオ・バンデラス。
昔の「神経衰弱ぎりぎりの女達」の時から比べて、
ぐっと存在感を増している。

このアルモドバルの初期の作品は、
日本では際もの扱いされて、
ひどい邦題を付けられたものだと思う。

『オール・アバウト・マイ・マザー』、
『トーク・トゥ・ハー』
あたりから、広く知られるようになったのか。

スペインでは、
最も人気のある映画監督の一人。
にしても、
今回の作品は、一般の人には受けないだろうなあ。
私は好きですけれど。

細部まで作り込まれた「英国王のスピーチ」2011/05/20 23:42

米アカデミー賞の作品賞をとった映画としては、
意外と、大人しい題材。
大きな見せ場はないが、じわっとした温かい気持にさせられる。
技術的にも、オーソドックスな技法で、
こういうアップばかりの映像では、
役者もたいへんだろうな。
主役のコリン・ファースもいいが、ジェフリー・ラッシュの癖のありそうな演技にひかれる。
それにしても、かわいかったヘレナ・ボナム=カーターも、いいおばさんになったなあ、、、。