猛毒を持つ「美しき貴婦人」 ― 2011/11/03 23:39
ナスの仲間に猛毒を持つ植物がある。
主にヨーロッパで自生する多年草で、
その名を「ベラドンナ」。
何と、イタリア語で「美しき貴婦人」という意味。
この実や葉から絞った汁を目に落とすと、
瞳孔が拡散して、ばっちりとした目となり、
美人に見えるのだそうだ。
そうやって、危険を冒してまで、
美しく見せたかったのだねえ。
ちなみに、この草から採れる成分は、
サリンなどの解毒剤として使われているとか。
主にヨーロッパで自生する多年草で、
その名を「ベラドンナ」。
何と、イタリア語で「美しき貴婦人」という意味。
この実や葉から絞った汁を目に落とすと、
瞳孔が拡散して、ばっちりとした目となり、
美人に見えるのだそうだ。
そうやって、危険を冒してまで、
美しく見せたかったのだねえ。
ちなみに、この草から採れる成分は、
サリンなどの解毒剤として使われているとか。
眼鏡(めがね)は何時ごろから使われていたの? ― 2011/11/04 23:45
眼鏡が発明されたのは、
1280年代のイタリアとされている。
ええと、今から730年前のこと。
主に高齢の神職者によって使われたという。
つまり老眼向け。
今のような耳にかけるものではなく、
手に持って、使うものだったらしい。
ちなみに、
日本に眼鏡を最初に伝えたのは、
宣教師のフランシスコ・ザビエルとのこと。
1280年代のイタリアとされている。
ええと、今から730年前のこと。
主に高齢の神職者によって使われたという。
つまり老眼向け。
今のような耳にかけるものではなく、
手に持って、使うものだったらしい。
ちなみに、
日本に眼鏡を最初に伝えたのは、
宣教師のフランシスコ・ザビエルとのこと。
百日目に亡くなった深草の少将。 ― 2011/11/05 23:08
平安時代前期の女性歌人小野小町は、
たいそうな美人であったと伝えられる。
多くの男達が言い寄ったが、
小町は頑として受け付けなかった。
ところが、その中の一人、深草の少将には、
百日通えば想いを叶えるとの約束をした。
深草の少将は、そうして、99日間、
毎日小町の元へと通い詰める。
そして、想いを遂げる百日目に、
雪に埋もれて亡くなってしまう、、のだそうだ。
この深草の少将の「百日通い」は、
後の世の創作とのことだが、
こんな話、現実にありそうなこと、、かも。
たいそうな美人であったと伝えられる。
多くの男達が言い寄ったが、
小町は頑として受け付けなかった。
ところが、その中の一人、深草の少将には、
百日通えば想いを叶えるとの約束をした。
深草の少将は、そうして、99日間、
毎日小町の元へと通い詰める。
そして、想いを遂げる百日目に、
雪に埋もれて亡くなってしまう、、のだそうだ。
この深草の少将の「百日通い」は、
後の世の創作とのことだが、
こんな話、現実にありそうなこと、、かも。
イワシやイカの内蔵から造る醤油「いしる」。 ― 2011/11/15 22:55
「いしる」とは、能登半島北部で、イワシやイカの内蔵などを使って作られる魚醤(ぎょしょう)、つまり魚醤油のこと。
場所によって、また、原料によって、いしり、よしる、よしり等と呼ばれたりする。
秋田の「しょっつる」や四国の「いかなご」と並ぶ、日本三大魚醤なのだそうだ。
能登では「いしる鍋」が家庭料理として定着しているし、ホタテ貝の殻で魚介や野菜を焼く「貝焼き」に欠かせないものだという。
なるほど、地域に伝わっている味というのがあるんだね。
私はまだ、口にしたことがありません。
場所によって、また、原料によって、いしり、よしる、よしり等と呼ばれたりする。
秋田の「しょっつる」や四国の「いかなご」と並ぶ、日本三大魚醤なのだそうだ。
能登では「いしる鍋」が家庭料理として定着しているし、ホタテ貝の殻で魚介や野菜を焼く「貝焼き」に欠かせないものだという。
なるほど、地域に伝わっている味というのがあるんだね。
私はまだ、口にしたことがありません。
木曽で育った「尾州檜」。 ― 2011/11/18 23:30
建築材として、最高の木材の一つとして使われるのが「尾州檜(びしゅうひのき)」。
単なる「ヒノキ」と呼ばれる材木と、プロの職人達に「尾州」と呼ばれる材木では、その性質に雲泥の開きがあるという。
というのは、本来「尾州檜」というのは天然の木からとったきめの細かい材木で、植林されて百年未満で伐採された「ひのき」とは違うのだそうだ。
さて、尾州といえば「尾張」。今の愛知県のことだ。
愛知県に、そんなに森林があったのか、、と思っていたら、「尾州檜」というのは、実は、今は長野県になっている木曽で育った木なのだそうだ。
江戸時代、木曽は、尾張藩の管轄にあり、森林は厳しく管理されていたという。明治になってから、木曽は長野県になったが、この地方のいい材木のことを、今でも「尾張」と呼ぶのだね。
ちなみに、私の使っている麺棒も「尾州檜」。
檜に泣かれないような仕事をしなければ。
単なる「ヒノキ」と呼ばれる材木と、プロの職人達に「尾州」と呼ばれる材木では、その性質に雲泥の開きがあるという。
というのは、本来「尾州檜」というのは天然の木からとったきめの細かい材木で、植林されて百年未満で伐採された「ひのき」とは違うのだそうだ。
さて、尾州といえば「尾張」。今の愛知県のことだ。
愛知県に、そんなに森林があったのか、、と思っていたら、「尾州檜」というのは、実は、今は長野県になっている木曽で育った木なのだそうだ。
江戸時代、木曽は、尾張藩の管轄にあり、森林は厳しく管理されていたという。明治になってから、木曽は長野県になったが、この地方のいい材木のことを、今でも「尾張」と呼ぶのだね。
ちなみに、私の使っている麺棒も「尾州檜」。
檜に泣かれないような仕事をしなければ。
最近のコメント