山岳遭難者の五割が60歳以上。2012/09/17 22:51

夏山シーズンは終わろうとしているが、
山岳遭難の数は増え続けているという。

記録によると、
15年前の1997年の遭難者数は815人。
昨年2011年は2204人となっている。

この登山者の遭難は、
中高年によるものが圧倒的に多い。

40歳以上の遭難者の割合が、
97年は75パーセント、
11年は77パーセントで、
ほとんど変わりはない。

だが60歳以上の遭難者は、
97年は33パーセント、
11年は51パーセントとなっている。
つまり、山で遭難する人の半分は、
60歳以上の人なのだ。

遭難原因も、以前は急所での「転滑落」がトップだったが、
現在は「道迷い」がトップ。
体力不足による「転倒」も急増している。

高齢者の方が山を登られるのは、
とてもいいことだと思うけれど、
それなりの技術と体力にあった山登りを、
楽しんでいただきたいものだ。

ペドロ・アルモドバルという監督。2012/08/15 23:49

久しぶりに観たスペイン映画、
ペドロ・アルモドバル監督の「私が、生きる肌」。

何とも超現実的な設定と、
ポップな映像が、この人独得の世界に引き込ませられる。
今回の主演は、アントニオ・バンデラス。
昔の「神経衰弱ぎりぎりの女達」の時から比べて、
ぐっと存在感を増している。

このアルモドバルの初期の作品は、
日本では際もの扱いされて、
ひどい邦題を付けられたものだと思う。

『オール・アバウト・マイ・マザー』、
『トーク・トゥ・ハー』
あたりから、広く知られるようになったのか。

スペインでは、
最も人気のある映画監督の一人。
にしても、
今回の作品は、一般の人には受けないだろうなあ。
私は好きですけれど。

K2と記号で呼ばれる山。2012/05/12 22:47

世界で一番標高が高い山はエベレスト。
高さが8,850メートル。
そして、二番目がK2(ケイツー)。
高さが8,611メートル。

今やエベレストは大量登山の対象で、
年間にのべ5千人もの人が、頂上を踏んでいるという。
それに比べて、K2の年間登頂者数は300人ほど。
しかも、遭難の比率がずば抜けて高い山なのだ。

1950年代の初登頂争いでも、
数々の悲劇を生んだ山ででもある。

三番目のカンチェンジュンガ、
四番目のローツェなどように、
山にはそれなりの名前が地元の人たちによって名付けられているのに、
この山は、未だに測量の時に付けられた番号で呼ばれている。

それだけ、奥まっていて、
人々を寄せ付けない場所にあると言うことかも。
未だに、多くの未踏ルートがあり、
先鋭的な登山家達のあこがれの山でもあるようだ。

ちょい太でも死亡リスクは変わらない。でも、、。2012/03/15 23:33

人の肥満の程度を表す単位に、BMIという単位がある。
これは、人の身長と体重で割り出す数値。
その人の筋肉量とか、基礎代謝の量とは関係なく割り出される数値。

だいたい22ぐらいが標準とされ、
25以上は、肥満予備軍、30以上は肥満ということになるそうだ。

私は、25をほんの少しだけ上回るのだが、それでも、保健指導を受けて下さいと、市役所からしつこく勧誘を受けている。

ある調査によると、
死亡率をBMI別に見てみると、
男性の場合、最も死亡率が高いのが19以下、
つまり痩せた人。
そして、最も低いのが25〜30までの人なのだそうだ。

なんだ、大騒ぎするほどのことではないじゃないか。
ちょい太のほうが長生きするのだ。

ということで、
私の場合は一安心、、、、
と思ったら、お役所的にはそうはいかないらしい。

他の調査によると、
BMIが25を越すと、保健医療費がぐっと跳ね上がるのだそうだ。
つまり、何かしらの病気にかかる率はぐっと上がるらしい。

単に死亡率が低いからといって、
ちょい太がいいとは限らないようだ。

ちょっと粋な年齢の呼び方。2012/03/08 22:47

時々判らなくなる、年齢の呼び方。
ご年配からのお便りなどに、
戸惑うことしきり。

そこで、皆さん、
これは何歳だか判りますか。

喜寿(きじゅ)
米寿(べいじゅ)
古希(こき)
傘寿(さんじゅ)
白寿(はくじゅ)
耳順(じじゅん)
卒寿(そつじゅ)

喜ぶという別字は冠に七を重ねるので、
七十七歳が喜寿。

米はよく見ると八十八と読めるところから、
八十八歳が米寿。

この年まで生きることは稀だという杜甫の詩から、
七十歳は古希。

傘の略字は八と十の組み合わせなので、
八十歳が傘寿。

百から上の横棒を一つ取れば白になるから、
九十九歳が白寿。

論語の「六十にして耳従う」から、
六十歳が耳順。

卒の略字は九と十の組み合わせになるので、
九十歳が卒寿。

なにか
漢字を使っただじゃれのようにも見えるが、
それが定着して、
いかにも重々しく感じられるところがすごい。