恋のために身を誤った文覚2011/06/13 23:56

文覚(もんがく)は平安時代末から鎌倉時代初めの僧。
俗名を遠藤盛遠(もりとう)という。

北面の武士であったが、他人の妻に恋をして、その夫を殺すつもりが女を殺してしまう。そこで出家し、荒行をこなしたという。
平清盛に対抗して、頼朝の挙兵を促したともいわれる。

一茶に

盛任(遠)が横面たたくあられ哉

の句がある。

愛人に殺される色気のあるジャズ。2011/06/03 23:46

リーモーガンは、1938年フィラディルフェア生まれ。
14歳で姉からもらったトランペットで、個人レッスンを受け、頭角を現し、20歳前から注目された、天才肌のジャズトランぺッター。

60年代のパワフルなハード・バップの象徴的な存在となった。
72年、クラブでの演奏の間に、愛人に射殺される。33歳だった。

愛人に殺される生き方。
だから、彼の演奏は、
何げない色気に満ちているような気がする。

裏を探るよりも、目の前の事実を!2011/05/27 23:41

「私を知りたければ、私の絵の表面をみればいい。
 裏には何もない。」
       〜アンディ・ウォーホール

どうも人は、事実をみる前に、
裏側を見たがる。
先ずは、事実をしっかりと見つめること、
、、、、なのかも。

山之口貘は遅筆だった。2011/05/21 23:22

詩人の山之口貘は、一つの詩を作るのに、何十回となく書き直したそうだ。
彼の詩は、素朴で、優しい言葉を使っているので、心の中から自然に湧き出たような気がするが、実は、厳しい言葉の選択の中から生まれてきたそうだ。
数年前に、書き直しに使った7千枚余りの原稿用紙が発見されている。

ひとの心に届く言葉を作るには、たゆまない言葉との葛藤が必要なのだ。私だって、こんなブログを書くためにずいぶん葛藤している、、、、、つもりなのだけれど。