イワシやイカの内蔵から造る醤油「いしる」。2011/11/15 22:55

「いしる」とは、能登半島北部で、イワシやイカの内蔵などを使って作られる魚醤(ぎょしょう)、つまり魚醤油のこと。
場所によって、また、原料によって、いしり、よしる、よしり等と呼ばれたりする。

秋田の「しょっつる」や四国の「いかなご」と並ぶ、日本三大魚醤なのだそうだ。

能登では「いしる鍋」が家庭料理として定着しているし、ホタテ貝の殻で魚介や野菜を焼く「貝焼き」に欠かせないものだという。

なるほど、地域に伝わっている味というのがあるんだね。
私はまだ、口にしたことがありません。

百日目に亡くなった深草の少将。2011/11/05 23:08

平安時代前期の女性歌人小野小町は、
たいそうな美人であったと伝えられる。

多くの男達が言い寄ったが、
小町は頑として受け付けなかった。
ところが、その中の一人、深草の少将には、
百日通えば想いを叶えるとの約束をした。

深草の少将は、そうして、99日間、
毎日小町の元へと通い詰める。

そして、想いを遂げる百日目に、
雪に埋もれて亡くなってしまう、、のだそうだ。

この深草の少将の「百日通い」は、
後の世の創作とのことだが、
こんな話、現実にありそうなこと、、かも。

眼鏡(めがね)は何時ごろから使われていたの?2011/11/04 23:45

眼鏡が発明されたのは、
1280年代のイタリアとされている。

ええと、今から730年前のこと。

主に高齢の神職者によって使われたという。
つまり老眼向け。
今のような耳にかけるものではなく、
手に持って、使うものだったらしい。

ちなみに、
日本に眼鏡を最初に伝えたのは、
宣教師のフランシスコ・ザビエルとのこと。

猛毒を持つ「美しき貴婦人」2011/11/03 23:39

ナスの仲間に猛毒を持つ植物がある。
主にヨーロッパで自生する多年草で、
その名を「ベラドンナ」。
何と、イタリア語で「美しき貴婦人」という意味。

この実や葉から絞った汁を目に落とすと、
瞳孔が拡散して、ばっちりとした目となり、
美人に見えるのだそうだ。

そうやって、危険を冒してまで、
美しく見せたかったのだねえ。

ちなみに、この草から採れる成分は、
サリンなどの解毒剤として使われているとか。

死より怖い病気COPD2011/10/02 23:46

最近耳にするようになってきた病気、
COPD(シーオーピーディー)とはなんだろう。

日本語では慢性閉塞性肺疾患というらしい。

主に長い期間タバコを吸っている人が起こす病気で、
肺の機能が徐々に衰えていく。
特に高齢になってから症状が出やすい。

平地を歩いていても大丈夫だが、
少し登り坂になると、息が切れたりする人は、
この病気を疑った方がいいという。

呼吸が出来ない苦しみは、
相当のもので、
一度そうなると、治療は難しいとか。