電気自動車が戦後の日本を走っていた。2011/07/22 22:56

 太平洋戦争が終わって5年後の1950年には、全国で1500台の電気自動車が走っていたといわれている。
 これは、アメリカによって、ガソリンの輸入が制限されていたためであり、当時余剰気味であった電力を使った車が考案された。

 その中でも、特に性能が優れていたのが「たま電気自動車」の製品で、セダンタイプのものは、最高速度55キロ、一充電の走行距離は200キロだったという。

 その後、朝鮮戦争の影響で、バッテリーの材料の鉛が高騰したことと、ガソリンが入ってきたことで、電気自動車は、一気に姿を消してしまった。

 その時代でも、そういう技術があったのだね。